エンジンオイルの話 1

皆様それぞれエンジンオイルに対して考えがあるとは思いますので、ご参考程度に・・・。

まず私のオイルに対しての考えは「一定の状態(現在の状態)が出来るだけ維持できる性能のあるものが良い」と思っております。要するにサーキットを走る車両と通勤で使う車両では違うオイルを使いましょうという事。

細かく分けるとサーキット走行でもコンマ1秒を争う車両とサーキットを楽しく気持ちよく走りたい車両も違うオイルが求められると思います。

では「一定の状態を維持する性能」なのですが、要は消耗を抑えるという事。2輪だとエンジン、ミッションは消耗しにくい物ですが、4輪のターボなんかは結構ヤレます。フローティングタービンなんかはガタの規定値を超えたらオーバーホール。いわゆる消耗品なのです。

その消耗品を出来るだけ長いスパン使える性能=一定の状態を維持する性能 みたいなイメージです。

突き詰めればエンジンだって消耗品です。未来永劫動くことはありません。ただし、オーバーホールまでの期間を延ばすことは可能だと思います。

特に昨今人気の車両は基本中古車。新車からずっと大事に乗っておられる方は相当少ないです。中古車は外から見ただけではどれだけ消耗しているかわかりません。現状をできるだけ維持する、または一度リフレッシュが必要でしょう。

というのが私の考え。これはショップさんや個人、車両によって考えは違うでしょう。各々求めるものは違うはずです。

ひとまず大事な事は車両に合わせて、適切な性能のオイルを健全な状態で使いましょう。チューニングエンジンに安価なオイルを入れる事はないと思いますが、エンジンに合わせた性能を持つオイルを入れましょう。交換時期はあまり乗らなくても1年に1回は変えてあげましょう。

ちなみにたまに耳にする、「安価なオイルを早めに交換」と「高価なオイルを長く使う」はどちらかと言えば後者の方が良いと思いますよ。

また、私も勉強中ではありますがオイルのデータを読み取ることも大事かもしれません。粘度指数や動粘度など公表しているオイルは信頼度が高いですね。意外と細かいスペックがわからないオイルって多いです・・・。

新車を通学で使っていて2~4年動けば良い場合はたまに安価なオイルに交換しとけば大丈夫ですし、安価なオイルでサーキットを3分全開で走ってもエンジンブローはしないです。ただしどちらも最適なオイルを適切なサイクルで使用するよりダメージは大きいという事。

長くなりそうなので次回に続きます。

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