モンキーなど横型エンジン用シフトガイド Gクラフト ガッチリくん
たまには4mini系について書いていきます。
今回はパーツレビューでございます。モンキーやカブなどの横型エンジンに適合のシフトガイドについてです。Gクラフトさんのガッチリくんをつけてみました。
大きいバイクなどのシフトシャフトはクランクケースとスプロケカバーでの支持になりますが、モンキーなどの横型エンジンのシフトシャフトはクランクケースのみの支持になっております。その分、シフトシャフトが支持部末端から距離があり、しなりや力の伝達に逃げが生じてしまいます。それを軽減するのがシフトガイドになります。
正直、ノーマルステップや純正4速ミッションだとシフトガイドがなくても気になりません。
ただし、バックステップ、社外ミッションを組むとシフトフィーリングが非常に気持ち悪い。ニュートラルが出にくいなど気になる点が出てきます。
私のモンキーもOVERのバックステップに武川5速を組んであり、以前よりシフトフィーリングが気になっておりました。今回はgクラフトのシフトガイドでどこまで改善するか試してみました。
下の画像がノーマルの状態。支持部末端からチェンジペダルまで30mm以上あります。
こちらが装着車両。支持部末端から10mm以下になります。(厳密にはオイルシールがあるので10mm以上ですが・・・)
結果は・・・
概ねいい方向に行くけど劇的な変化はないです。煮え切らない答えに聞こえますが、私は装着して良かったです。
N→1の変速は非常にカッチリ感が出てわかりやすく良い感じ。1→Nも出しやすくなりました。それ以外は多少良くなったかな?程度。「それだけ?」と言われそうですが、それだけで十分乗ることが楽しくなります。それだけ以前が悪かったとも言えます。
シフトガイドを装着してもシフトミスがなくなったり、各ギヤで劇的なカッチリ感を求めるのは難しいでしょうが良くなることは間違いないです。少なくともシフトシャフトへの負担は減ります。
皆さんも一緒だと思いますが、シフトガイドを装着することでどこまで良くなるかわからない物に8250円は躊躇しますよね・・・。
ベアリングとオイルシールはいらないので5000円でお釣りがくる金額だと嬉しいのですが・・・。モダンワークスさんのものがリーズナブルで大体同じ作用しそうですね。
根本的にチェンジロッドが真っ直ぐついていないとギヤチェンジしにくいのでそういった点もチェックしましょう。
また、チェンジアームとはなるべく直角になるようにしたり、チェンジアームを長いものに変えることも効果的かと思います。ストロークが増えるのでクイック感は減ってしまいますが・・・。gクラフトさんのバックステップはチェンジアームが2穴になっていて良いですね。
エンジンオイル、油温によってもシフトフィーリングは変わってきますので、オイルには注意が必要です。私はシフトガイドのみで改善するか検証ですので今回オイルは変えておりません。
バイクは操作感が向上すると乗ることが非常に楽しくなるので、シフトフィーリングでお悩みの方はシフトガイドを検討すると良いでしょう。個人差がありますが、私は満足でございます。
注意点!
シフトガイド取付の注意点が一点だけ。サイドスタンドホルダーが純正タイプ形状だと取付出来ません。デイトナさんのものは取付出来ませんでした。Gクラフトさんのようなエンジン下方向につく物が必要になります。場合によってはスタンドも変えないとダメかも。