GB250クラブマン４型　不動修理

今回作業させていただいたのはGB250なんですが、気付けばだいぶ年数経っておりますね・・・。調べたら初期型は1983年で40年経過しているじゃないですか・・・。ロングセラーモデルのせいかそんなに古いとは思っておりませんでした。それに比べてGB400TTは短命でしたね。

２年ほど不動とのことなので、色々チェックするところから始めたのですが消耗品はもちろん、気になる箇所も発見したのでGB250乗りの一助になれるよう書いてみます。

そもそもこの車両、個人売買で手に入れており当店への入庫も初めてなので以前の整備歴はまったくわかりません。しかもメーターも社外へ交換されていて走行距離も不明。このような車両も大歓迎な当店でございます。

一番気になった箇所なんですが、上部のエンジンマウントがついておりませんでした・・・。インマニの丁度真上のところのマウントです。考えられる点は２点、

①振動でボルトが緩んだ。

②以前の作業者が締め忘れた。

ちなみに他の箇所のエンジンマウントは締まっておりました。答えはわからないのでGB250にお乗りの方は定期的に増し締めした方が良いかもしれません。ちなみにエンジンマウントプレートは純正部品廃盤でした・・・。今回中古部品にて対応です。

他にも廃盤部品が出てきておりまして、シングルキャブのインマニは廃盤でした。社外部品は探しておりませんが出来れば純正部品を使いたいですよねー。ちょろちょろ廃盤部品がありますので長く乗りたい方は部品確保しておきましょう。ハブダンパーなんか廃盤になったらかなり厳しいです。ハブダンパー１個６００円程度で４個で２４００円程度なので買っておいて損はないと思います。品番はこちら41241-ke5-000これが４個必要です。

あとはキャブ清掃して、オイル交換して、バルブクリアランス調整して、タイヤ、チェーン、バッテリー交換して試乗して作業完了です。取り急ぎとの事ですので、今回は最低限の整備にて対応させていただきました。

ひとまず動くだけでもモチベーションが上がりますので、不動車をお持ちの方はとりあえず動くところまで整備してみては？逆にとりあえず動いている車両もたくさん見られますので点検してみてはいかがでしょうか？